くせ毛を活かしたいのに、乾かすとチリチリになってしまう…そんな方は多いと思います。
筆者も強烈な縮毛なので、普通に乾かすと超ボンバーです。
しかし、今はくせ毛を活かしたヘアスタイルで過ごしています。

くせ毛を活かすにあたって、シャンプーやトリートメントが重要なのは言うまでもないですが、乾かし方も同じように重要です。
というわけで、今回は最適なくせ毛を活かす乾かし方とオススメのドライヤー3選を紹介します。
くせ毛には自然乾燥?
一般的には、くせ毛の乾かし方として、濡れ髪にスタイリング剤をつけてから、自然乾燥が推奨されています。
なぜなら、髪の毛は熱と強風に弱く、ドライヤーで乾かすと水分が蒸発して乾燥し、クセが伸びてしまうからです。
一方で自然乾燥にはデメリットもあります。
乾くまでに時間がかかる
濡れている状態で外に出るわけにもいかないので、外出する場合は、多少は乾くのを待たないといけませんよね。
夏は暑いのですぐ乾くかもしれませんが、冬はなかなか乾きませんし、何より寒いです。
頭皮に良くない
頭皮は生乾きの状態が続くと、雑菌が湧き、ニオイ、フケ、かゆみ、酷いと脂漏性皮膚炎の原因にもなります。
また、頭皮が冷えることで血行不良となり、髪の成長を妨げるので、抜け毛や薄毛にもなりかねません。
濡髪は痛みやすい
髪が濡れている時はキューティクルが開いており、ダメージを受けやすくなります。
少しでも擦れるとキューティクルが剥がれてしまうため、なるべく早く乾かしたほうがいいでしょう。

ドライヤーも自然乾燥もダメとなるとどうしたらいいのでしょうか。
扇風機がオススメ
縮毛の筆者が色々試した結果、くせ毛を活かすには扇風機で乾かすのが最適です。
しかも、扇風機なら濡髪にオイルやミルクなどの洗い流さないトリートメントをつけたあと、風の当たる場所に座っているだけでOK。
実際にやってみていただければわかりますが、くせ毛のカールが伸びてしまうこともなく、ツヤツヤになります。
なぜ扇風機がいい?
髪の毛の苦手な熱と強風を与えないため、水分を蒸発させずに乾かすことができるからです。
また、冷風にはキューティクルを引き締める効果もあるため、手触りが良くなり艶がでますし、空気が入るので、自然乾燥よりふんわり感もでます。
また、ドライヤーの冷風より乾かせる範囲も広いです。
一方で、みなさんお分かりかと思いますが、扇風機は夏しか使えませんし、やはり乾かすのに時間がかかります。
また、頭皮に問題を抱えている方にはオススメしにくい。
いずれにせよ、結局ドライヤーを使うしかない時は必ずあります。
どんなドライヤーを使えばいい?
筆者の経験上、高級なドライヤーであろうとも、マイナスイオンが出ようとも、熱風を与えるとクセは伸びてチリチリになります。
近年は、熱風で乾かしても最大限傷ませない設計のものがたくさん売られていますが、それはあくまでクセを伸ばしたい人向けのものです。
くせ毛のお助けアイテムディフューザー
こちらのアイテムを見たことありますでしょうか?

これはディフューザーといって、ドライヤーの風を拡散してくれるアイテムです。
熱だけで乾かしてくれるような感じになるので、強風によってクセが伸びてしまうという現象を抑えることができます。
それなら、ドライヤーの弱風を使えばいいのでは?と思う方もいると思うのですが、わたしが色々試した結果
- 扇風機
- ドライヤー(熱風)にディフューザーをつける
- ドライヤーの温度ぬるめの弱風モード
の順で仕上がりは崩れにくくなりました。
ディフューザーをつけるとブーンと音はしますが、風がほとんど来なくなるのと体感温度も下がり、結果として
- 弱風冷風
- ぬるめの熱のみ
- 60℃前後の弱風
という状態になります。
③にディフューザーですと、温度が低い上に風もあまり来ないので乾きにくいです。
というわけで、ドライヤー(熱風)にディフューザーをつけて乾かすことが一番現実的なやり方ですので、ディフューザー付きのドライヤーを紹介します。
オススメのドライヤー3選

最近のドライヤーは風口が細すぎたり太すぎたりしてつけられないものも多いため、はじめからついているものを買うのがオススメです。
Dekuri ドライヤー
「縮毛にさよならを」をキャッチフレーズにしたドライヤーです。
専用のディフューザーが付属しており、2段階の風速と3段階の加熱設定が細かく調整可能。
価格は安めですが、くせ毛を乾かすのに必要な機能は取り揃えています。
一人暮らしの方や、くせ毛を活かすためにしか使わない方にはこちらで十分でしょう。
PLUZZ ドライヤー
4億個のマイナスイオンが静電気の発生を抑え、毛髪を滑らかにする設計になっています。
また、2023年フランスデザイン賞金賞受賞しており、わずか356gの軽便設計と超コンパクト。
持ち運びが簡単なので、旅行やお出かけの際にも便利です。
パナソニック ヘアードライヤー ナノケア EH-NA0J
わたしはこちらを使用しています。
こちらにはディフューザーは付属していませんが、別売りのディフューザーを付けることが可能です。


このドライヤーの場合は、風口か太いので、本体にはつけられませんが、付属の透明カバーをつけると、その上からなら付けられました。

ナノケアは老舗のシリーズですが、こちらは従来品に比べ、水分発生量18倍、 髪へのうるおい1.9倍、頭皮のうるおいも約20%アップとなっております。
そのほか、温風と冷風が交互に出るスカルプモードや、お顔のケアができるスキンモードも搭載しているため、くせ毛を活かさないご家族がいる方、スキンケアもしたい方、有名メーカーのものが使いたい方にはこちらがおすすめです。
まとめ
シャンプーやトリートメントでせっかくヘアケアをしても、乾かし方を間違えるとすべての努力が水の泡になります。
ヘアセットの総仕上げ。
最後まで油断せず、最適なドライヤーを選びましょう!